顔がみるみる熱くなるのを感じて袖で顔を隠した。 まぁ、そんな事をしても 緋菜は きっと気づかないけど。 そんな俺の気持ちも知らないで緋菜は、 顔を隠していない方の俺の手をギュッと握ってきた。 「ひ、緋菜?」 「遅刻…するでしょ。……早く…行こ」 自分から こういう事をするのを慣れていない緋菜の顔は リンゴみたいに真っ赤だ。 ほら。 どんなに冷たくたって 緋菜の、こういう所が 俺は堪らなく大好きで… 悲しい気持ちも すぐ嬉しさに変わる。