自然と歩くスピードが遅くなって気づけば緋菜と俺の距離は どんどん離れていた。 …俺達の心の距離のように。 俯く俺に、緋菜が1つの溜め息を溢したのは聞こえなかった。 「……りょ-へぃ」 「……ッ!!?」 不意に名前を呼ばれて前を向くと5m以上離れていたはずの緋菜が俺の目の前にいた。 しかも147cmの緋菜と 165cmの俺では 目線が違いすぎるから、 自然と緋菜が俺を見上げる形になる。 ……やっば。 緋菜の上目遣い すっげぇ可愛い……