「じゃあ。 あたし、そろそろ帰るね」 しばらくして 凛が立ち上がった。 まだ居てほしいとは思うが もう凛に 心配させたくないから 「うん、気をつけて」 そう言って見送った。 夏稀も「じゃーな!」と言って凛に手を振った。 「……」 「…凛?」 そして、凛が 僕の部屋を出ようとした時 パッと僕の方を振り返って可愛らしく笑ったんだ。 「無理しちゃダメだよ? お大事に、光稀」 そう言い残して 凛は楢宮家を後にした。