あたしが目をパチクリさせていると、夏稀が馬鹿にしたように笑った。



「ぜってぇ分かってないわ、凛」



「ほんとだ。
間抜けな顔してる(笑)」



「ま…!!!
間抜けな顔なんてしてないよ、バカ!!」



「「バカなのは凛」」



2人の声が綺麗に重なって
あたしは何も言えなくなった。



なによ……っ

いつもいつも
バカ扱いして……



でも、夏稀と光稀が
あまりにも爆笑するものだから


最終的に
あたしも笑った。


楽しいならいっか☆

そんな単純な思いで。