「じゃあ。 まずは薬を凛が飲んで」 ――――え!!? 「あたし風邪じゃないよ!」 「…まぁ良いから。 そのまま口に含んで水を飲む」 あたしは光稀に言われるまま 薬のカプセルを口に入れた。 そしてコップの中の水に 口をつける。 光稀は 嬉しそうに(楽しそうに) ニコニコ笑ってる。 ……裏腹に、 夏稀は無愛想な顔で あたしを睨んでいた……。 なんで? なんで夏稀は怒ってるの? 水を含んだ頬を膨らましながら夏稀を睨んだ。 しかし、 夏稀は何を言うわけでもなく ただ、じっと見つめていた。