「あ、みんな…。」

「もう…行っちゃうんだね」
と優花は顔を下に向けた。
「俺玲音のこと絶対忘れないよ。」
と淳平は泣いていた。

疾風は黙って下を向いていた。

「離れた場所で話そう。」

私はそう言ってよく待ち合わせしていた大木に連れて行った。