その日の夕食お父さんとお母さんから話があると言われた。
   あーあどうせ怒られるんだな。

   「実はね私の友達が和歌山の田舎に住んでいて、しばらく
    そこで暮らそうと思うの。玲音行かない?」

    あまりに以外な言葉で拍子抜けした。

   「…えー、めんどくさいなぁ。」

   「あんた暇なら行くべきよ!家にいるより緑に触れてみない?」

   たしかにここらは都会で緑もなければ川や海もだいぶ遠い。
 
   「行こうかなぁ…」
 
   
   「じゃあ決定ね!明日出発だから準備しときなさい。」

   「う、うん。」

    なんか強引だったけど行くことになった私だった…。