登っている最中思ったのは私も体力が増えたということだった。

 いいことだ!と思った。

 山のてっぺんについて淳平が
「じゃんけんで鬼きめようぜ!」

優花が
「最初はグーじゃんけんぽん!」



…負けたのは疾風だ!

「10秒数えるぞ!10!9!8…」

私達は一目散に逃げ出した。

まぁ私も田舎者には負けないほどの脚力はある!

私はできるだけ目立たない方へと逃げた。