恋人 × 交換!? 【完】



「へえ。そんなふうに笑うんだ、オマエ」



のぞきこまれて、私の心臓がウサギ跳びした。



端正なこの顔に近づかれるたび、いまだこんなふうになるなんて。



さすがに慣れていかなきゃ、絶対に身が持たない――。



「いいじゃん」


「えっ……あっ!あの……いいって?」


「ああ。笑ってる顔だよ。いいじゃん」


「だ、だって。ミラーボールっていうから……」


「ははっ。でもそうだろ?」



問いかけに、苦笑いでごまかしたものの。




(これ、キラキラ好きなミッチが聞いたらショックだろうな……)




だから内緒にしておくことにしようと、自分と指きりをして固く誓いながら、私たちは切符を買って普通電車に乗った。