。●
そしてついに。
ついに、ついに、ついに――!!
「運命の日曜日」がやってきてしまった。
奏と念願の初デートの日(しかも人生初というおまけ付き)!
決まった瞬間から準備を始めて最初にぶつかった問題が、私服だった。
髪型は彼に決めてもらったからようなものだからいいとして、この洋服選びという難問には参った。
普段は制服だったから、気にもかけなかったけど、よくよく考えればデートなら私服なわけで。
おかげで、先生には失礼だけど、準備期間中は授業の内容すら耳に入らず、それこそ四六時中悩みっぱなしだった。
当然のように、経験豊富なミッチに相談は持ちかけたものの、服を買いに行く時間もなかったし。
家のクローゼットにあるものを着ていくより他に、術がなく。


