やっぱり、古都さんは雰囲気もだけど、物の見方もすごく大人だ。
角度が、私たちとは違うというか。
きっと頭もいいんだろうな、と何気なく思った。
「だけどほんと、ごめんね」
ふと、古都さんがいった。
「え……何がですか?」
「シャッフルなんて、変なこと発案しちゃって」
「あ……いえ。もう、はい、お気になさらずに……」
「奏くんが、『夏祭りの約束したけど、これ以上深みにハマったら』って不安がってて」
そういって、髪をかきあげた。
太陽を吸ったブラウンの髪が、さららと遊ぶ。
「シャッフルを、できればその当日にしたいって直前にいい出して。わたしはせっかくのお祭りだからって、断ったの」
私は、お祭り前日のドタキャンを思い出した。
(あれって、古都さんが断ったことが原因だったんだ……)


