恋人 × 交換!? 【完】



「余裕のない」私は、ただただ、縮こまるばかり。



「ん?わたしの格好……変?」


「えっ……あ、いえ。変じゃないです!すごく、その……大人っぽいな~って」



私が遠慮がちにいうと、彼女は「そう?」と胸もとをつまんだ。



「まどかちゃんのお友達、美智ちゃんだっけ?彼女見てたら、わたしももっと明るい色をチョイスすればよかったかな~って自信喪失気味なんだけど」



片方の眉をくいっとあげる彼女。



明らかに冗談でいってるんだとわかって、私は口に手をそえて笑った。



「ふふっ。ミッチはホント、派手ですから……」


「まっ。彼女の恋人の彼は、ああいうのが好きなタイプっぽいから、あれはあれでベストなファッションだと思うけどね」


「そう、なんですか?」


「多分だけどね。男の子に慣れてる態度で、相手の好みに合わせる術を持ってるのがなんとなくわかるし」


「はあ……」


「自分の趣味を身勝手に貫くタイプじゃないのは、まどかちゃんが信頼を置いてるところでなんとなく想像つくし。見た目派手だけど、相手に不快を与えない子よね、きっと」