謝りたいというのは、シャッフルを計画したり、仕掛け人として私をだましたことについてだろうか。
「え、あ、だって。こないだ、拓人さんに『気にしないでください』ってメールしたのに」
「あいつら、オマエのこと気に入ったみたいだからな。それもあるんじゃねぇの?」
「気に入った……?」
「今までにないくらい純粋、つか、赤ちゃんみたいに無垢なタイプだからな。オマエ」
「あ……赤ちゃんって――」
「ねえねえ、マドカ!あれが例の人たちでしょ?」
ミッチが私のカーディガンを引っぱる。
「あ、うん」
「こないだの夏祭りでも感じたけど、千住奏と違うオーラあるよね、あの人。あんなイケメンと、数日間とはいえ恋人だったなんて。いいなーマドカってば……」
ミッチがうらやましそうにいうと、勇次さんが咳払い。
「あれ?このへん、埃っぽかったっけ?」
とぼける彼女に、勇次さんは拳を握りしめる。
「俺にオーラなくて悪かったな、美智ぃ」


