何はともあれ、キスの名残を感じながら、私はミッチに電話をして仲直りしたことを伝えた。
彼女は日暮れだというのに駆けつけてくれて、約束通りのぎゅーをしてくれた。
さっきみたいな痛いくらいのハグにお礼をいったら、そのとき、「Wデートをしようよ」と持ちかけられたのだった。
『ふたりの仲直り記念だし、夏休みの思い出もあるし、大勢のほうが絶対楽しいって』
記念で行くのか、思い出なのか、大勢が楽しいから行くのか、いまいち理由はおぼろげだったけど。
彼女の気持ち自体がありがたくて、私はOKした。
もちろん、奏に相談した上で。
日時は8月の26日――つまり、今日。
今着ている服は、このWデートに備えてミッチに選んでもらったものだった。


