恋人 × 交換!? 【完】



奏は、一拍置いて深く息を吸った。



そして、ふうーっと時間をかけてはききる。



「このとき、オレは『もう二度と女になめられたくない』って思った。だから、強くなろうとしたんだ」


「……それで……」



俺様みたいな性格になったんだ。



「最初は強いフリをしてただけだけど、フリも続けば本物になる。まあ、今はこの性格が自然になってるけど――」



けど結局、といいながら、彼は階段についていた手を払った。



「完全に強くはなりきれてなかったらしい。オマエに……円に会ってわかった」


「わ、私に……?」



急に視線が向けられ、私はどぎまぎした。