「シズルって子?」
私がいうと、奏は小さくうなずいた。
「結果は同じ。類型。亜種。五十歩百歩だった」
オマエも知ってる通りな、と彼。
「三度目の正直どころか、三段オチ。ある意味、いちばんタチが悪かった。外見に興味があるだけならまだしも、常識以上の束縛。ジェラってる感がハンパなかった」
「……尾行、してたくらいだもんね」
カラオケ店での、あの見た目からは予想もつかない荒々しい態度と口調がよみがえる。
「ああ。それで、しばらくして別れたらストーカーに変身……。さすがに参った」
「……うん」
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