「アクセサリ?」
「単純な話だ」
そういって、奏は首にぶらさげていた、ひし形のシルバー・ペンダントを握った。
夕暮れ色を浴びて、やや赤みを帯びている。
「例えば、これみたいなもん。友達への自慢用。他の女への見せびらかし。『外見のいい男を連れてるあたしってどうよ』みたいな。完全にアクセあつかい」
「…………」
「その女は、オレのやることなすことに踏みこんできた。『そんなカッコ悪いことしないで。せっかく連れてるのに。あたしが恥ずかしいじゃん』とか、『顔に合う服買ってきたから、これを着て』とか」
「……いい返したり……しなかったの?」


