(奏に私への気持ちなんて、なかった……。ただの暇つぶし……だったんだ……) 自分の滑稽な立ち位置を再認識して、ますます涙があふれてきた。 脚をかわして落ちた涙が、シーツを濡らしてく。 まつげにぷくっとたまってキラキラしてた景色が、まばたきですぐに戻る。 私の恋のキラキラも、こんなまばたきみたいな早さで、消えた。 消えた……。 キエタ……。 消えちゃった……。 今度こそ、もう、完全に。