「このたった1ヶ月程度で、イケメンふたりが私を恋人にするだなんて」 できすぎだ。 「万が一モテ期としても、ほどがあるよ……」 裏があるに違いないと、私じゃなくたって予測が立つ。 だから、拓人さんとの会話で、奏の本当の目的が探れたら――そう思って、番号を交換していた。 「やっぱミッチには、ぼかしとこう……」 私は、ごろんとうつ伏せになって、 『心配ないよ。彼は奏の友達。奏がお祭りにこれなくなったって、伝えにきてくれただけだよ』 と、若干心苦しく思いつつ、ミッチに嘘メールを送信した。