どの子も☆マークが散らばった写メの加工みたいにキラキラして映る。
中身も見た目も自信ゼロな私は、とっさに道端に停めてあった車のミラーで髪型を念入りにチェックした。
(よしっ。オッケー)
はっきりいって、なんで彼がこんな地味っ子な私を恋人にしてくれてるかは謎。
だけど、ていうか、だからかな――。
少しでも釣り合うようにしたかった。
(いるかな、奏)
結った髪をポンポンと手のひらで軽くおさえて角を曲がると、神社の鳥居のそばに奏が立っていた。
人が多くたって、ひと目で気づく。
背も高いし、際立って目鼻立ちの整った顔。
恋人だから知っている、細い割に筋肉があるベストなスタイル。
そして、最大の特徴であるスクウェアの黒ぶちメガネ。
残念ながら、浴衣じゃなくて、紺のシャツに黒のスリムジーンズではあるものの。
間違いなく、私の彼氏だ。
「おせぇよ、円」


