(嬉しいに決まってるじゃん)



ミッチのいうことは図星だった。



素直に、すごく嬉しかった。



やることなすことすべてが新鮮で、刺激的で。



恋愛をすることが、こんなに楽しいだなんて思いもしなかった。



初キスでのろけていたミッチの気持ちも、だから今なら多少は理解できる。



実際、世にも珍しい「3回のファーストキス」を経験した夜は、部屋の窓を開けて「キスされたー!」と叫びたいくらいだったし。



「でさでさ、マドカ。エッチしちゃったの?千住奏の家で」


「エッ……!?げほっ、げほっ!」