「実は、仕事でイラスト会社の本社からの派遣依頼が来たんです。それを承諾したらいい生活は出来るんですけど、本社はここから結構遠いんです。後………私…雨音さんと離れたくないです………。」
彼は黙って聞いてくれた。
彼はしばらく考えてから口を開いた。
「雫さん、貴方がやりたいこと、貴方の夢、貴方の今後のこと、過去のことを考えてみてください。雫さんが望むことに一番近い方を選んでみてはどうですか?」
彼言葉は一つ一つが心にきた。
私の望むこと………か……。
「ありがとうございます。参考にしてみますね!!!」
私がこの言葉を言った瞬間彼の顔が一瞬悲しそうな表情をした気がした。
「ではそろそろ帰りますね。」
…………気のせいだったかな………?
私は公園を後にした。

