それが、始まりだったの。



彼は喋るだけ喋ると友達に呼ばれ帰っていった。

「なんて名前の子?」
「なんやった?」

まだ名前もわからない。


だけど、この時から何か感じてた。
何かはわからない。

だけど、特別な何かを。