炭坑の子供たち(2)

どうせ、イライラ家で待つのなら

早めに学校に行ってやれ、とばかりに、表に出てみると

近所の子もみんな、同じ格好で表に出ていた。

集合時間には、まだ相当早いが

そのままの勢いで、静かであろう学校に行ってみると

すでに運動場には、何人も来ていて

いつも遅刻ばかりしている奴が、誰よりも早く、一番先に来ているし

不思議と早く来ているのは

我々同様、勉強の出来ない奴ばかりである。

たまに雨が激しく降って、遠足が中止になる事があるが

今みたいに、電話や携帯がある訳でもなく

父兄や子供達の口伝えが、唯一の連絡方法だから

中止の知らせが、届かないのが何人もいて

雨に濡れながら、しっかり運動場に来ていた。

その日は、折角のご馳走を講堂で食べる、情けない1日となる。