杏のことが好きになったのは・・・ まだ中学生のころ。 ――――――――――――――――――― すごく小さな公園の木に風船が引っ掛かってたんだ。 でも誰も取ってあげようよしなかった。 っつーかチビばっかでとろうにとれなかった。 その時杏がやってきて―― 「どーしたの??」 「風船があ・・っとれ…ないのぉ」 「え?風船??」