私は先輩のケータイをとって先輩のお父さんに話した。
「お宅の娘がひどいことしてくれましたね?」
<それは謝る。すまなかった。だから、せめてこの会社だけはっ!・・・。>
「あのね?私と翔の機嫌1つで会社なんて簡単に潰せるの。分かる?」
<ああ。わかってる。本当にすまなかった。>
「土下座して謝れ。今までに何度も会社潰しいてたんでしょ?」
<そうです。>
「そこの社長全員に謝らない限り、私は許さない。」
「おい!杏!」
翔が来てくれた。本当は怖かったんだよね~・・。
「翔!よかったあ・・・。」
「おい。お前ら。」
後輩に睨まれる先輩・・。
本当は来てくれて嬉しすぎて、涙目な私・・。
本当に翔はすごいよ。
「俺と杏の機嫌1つで会社なんか簡単に潰せるんだよ。」
なんかさっき同じこと言ったような・・・。
「ごめんなさい!本当にごめんなさい!」
「杏。ケータイかせ。」
「・・はい。」
『自分の使えば?』って言おうと思ったけど
今の翔には言えないな。殺気がすごいもん。
「あ。杏のお父さん?」
<おー。翔くんかあ!どうした??>
「長瀬グループ。潰せる?」
<なんで?なんかあったか?>
「長瀬さんちの娘が杏をいじめましてね・・・。」
<まじか!>
「まじですよ。潰してくれませんか?」
<りょーかい☆>
先輩は涙目でおびえてる。
そりゃ目の前で自分のグループが潰されたからね。
