「……志紀!!よかった、目が覚めたんだ。私と麗子、心配したんだよ?」 志紀に駆け寄る。すると志紀は少しうつ向かせた顔をあげて、 「…お前誰だよ?」 そう、言い放った。 「…え…。 や、やだなぁ!!私だよ、天音。少し会わなかったくらいで忘れたの?」 ドクン ドクン 心臓が早鐘を打つ。足が少し震えているのが分かる。 「元から知らねぇよ、お前」 「――――ッ!?」 「し、志紀…アンタ何言って…」 麗子が反論しようとする。 その言葉を遮ったのは、志紀のお母さんだった。