「いらっしゃい。何にします?」


 旅の途中で立ち寄った、田んぼの酒場で俺は、一息つける。


 仮面ライダー1号の顔から、仮面ライダー2号の顔を引いたような顔をしたゲンゴロウのマスターがつとめる、落ち着いた雰囲気の酒場だ・・・。


 ゲンゴロウのオヤジよ・・・悪いことはいわねぇが・・・俺を目に前にして、よだれをたらすんじゃねぇ・・・。


 思わず、俺の愛用マシンガン「プップルちゃんマックス」が、火を噴いちまうぜ。


「それじゃあ、田んぼの水をもらおうか?」



 なんだって、田んぼの水?そんなベイベが飲むようなもん、そこらでくんできな?なんだと、コノヤロー!もう一度言って見やがれ?やるか、こら?上等だ!


 ズキューーーン


 バキューーン


 オマエソレオレノコロッケダロー!!ヽ(`□´)ノ



 なんて、ことをやりながら、俺は、田んぼの水をいただいた。


 ふむ、中々の美味だぜ・・・。



 だけどオヤジ・・・その口から出ている食針はしまってくれないか・・・・。



 思わず、俺の愛用日本刀「パロップスくんゴロー」がうなっちゃうぜ。



「ごちそう様、中々うまかったぜ。」



 そんなことを口にして立ち去ろうと思った瞬間、店に新たな客が入ってくる。


 水色メガネな、クールなアイツは・・・間違いなく・・・


 赤とんぼ!!