私と彼とあいつのヒミツ。[上〕

え…!?

どういうこと…?


私は二人の話に
耳をすませた




「そのことは口には出さないといっただろう!」


「本当のことじゃない!」



なに…?

二人は…なんの話してるの…?

わからない


なんで……。





ガチャンッ


頭の中が考えすぎて
体の力が抜けていき
少し開けていた扉が閉まってしまった


その音を二人は決して聞き逃さなかった


「…愛瑠…?」


お父さんが囁くようにいった


「取り敢えず、私は実家に帰ります。これは、また取りにきますから」