「ねぇねぇ!帰りさ、カラオケ寄ってかない!?」


終礼も終って
皆が帰るころ
栞が私にいってきた



「お!いいね☆いこいこ☆」

隣にいる奈穂はウキウキだ。


でも
私はいけない


…ごめんね。


「あ、ごめん…今日家の用事があって…」



「え~!まじでえ!?」


「私ら今日部活休みなんだよ~?」


「ごめん!本っっっ当ごめん!今度アイスおごってあげるしさ」


私は両手を合せ
頭を下げた


「んー、まあ用事なら仕方ないよね。」

「しょうがないなあ…。じゃ、アイスは期待しとくね~♪」