私と彼とあいつのヒミツ。[上〕

「なに…?」


「あのね、私本当に雪斗君のこと…好きになったの…。だから、協力してほしいの!」

私の両手をガシッと掴んできて
涙目でいう奈穂。


えー!!!!
あいつゲイだよ!?

って知らないのか、


いったほうがいいかもね…



「あのね!あいつやめときなよ、あいつはね…」

「おはよう」


言ってる途中で
誰かに背中を叩かれた

振り向けば


「雪斗君!」

奈穂は満面の笑みだった



私にとっては


満面もなにも

萎えだよ萎え。