「帰れるか?」 よろよろした動きで やっと校門についた 「う…ん…大丈夫」 私は腰を押さえる 陸は優しく私の体を支えてくれた 「…ありがと…」 「ん…家まで送ってくよ」 「大丈夫。帰れるよ」 「大丈夫か?」 「うん、じゃあね」 私は校門前で 陸に手を振った 「…じゃあな」 陸が私に背をむけ歩き出した。 「…帰ろ」 私も陸に背中をむけ 歩きだした