『まぁまぁそう怒らないの。今日は誕生日なんだし、午前中の分、しっかり甘えなさい。それじゃ……って、ちょっ、何して…』
『翔太に由香ちゃーん。俺、俺!わかるー?』
ガタガタと音がしたと思うと、代わりに聞こえてきたのは斉藤くんの声。
その瞬間、翔太の顔が冷たくなった。
「…オレオレ詐欺には興味ありません」
『うわっ、ひでー。今年は今日で最後だってのに。由香ちゃーん、聞こえるー?お誕生日おめでとー!!』
「えっ!?あ、ありがと!」
翔太の冷めた顔と斉藤くんの明るい声の差に苦笑していると、突然おめでとうと言われ、慌てて向こうにも聞こえるように大きな声で返事をする。
するとすぐに『いえいえー』なんていう、斉藤くんの明るい声が聞こえて、思わずくすくすと笑った。
「…もう切るよ」
『はっ!?俺、今代わったばっか…』
「俺が用あったのは塚原だけだし。これ以上由香との時間を削るのイヤだし、由香の通話料金の無駄。」
『…おまえはほんっとに由香ちゃん溺愛だな…。いーよっ!俺も佳織とイチャつくし!』
「あっそう。それじゃーね。」
翔太はそう言うと、斉藤くんの返事を聞かぬままブチッと電話を切った。
そして「はい」と笑顔でケータイを返される。
…斉藤くん、かわいそうに…。
『翔太に由香ちゃーん。俺、俺!わかるー?』
ガタガタと音がしたと思うと、代わりに聞こえてきたのは斉藤くんの声。
その瞬間、翔太の顔が冷たくなった。
「…オレオレ詐欺には興味ありません」
『うわっ、ひでー。今年は今日で最後だってのに。由香ちゃーん、聞こえるー?お誕生日おめでとー!!』
「えっ!?あ、ありがと!」
翔太の冷めた顔と斉藤くんの明るい声の差に苦笑していると、突然おめでとうと言われ、慌てて向こうにも聞こえるように大きな声で返事をする。
するとすぐに『いえいえー』なんていう、斉藤くんの明るい声が聞こえて、思わずくすくすと笑った。
「…もう切るよ」
『はっ!?俺、今代わったばっか…』
「俺が用あったのは塚原だけだし。これ以上由香との時間を削るのイヤだし、由香の通話料金の無駄。」
『…おまえはほんっとに由香ちゃん溺愛だな…。いーよっ!俺も佳織とイチャつくし!』
「あっそう。それじゃーね。」
翔太はそう言うと、斉藤くんの返事を聞かぬままブチッと電話を切った。
そして「はい」と笑顔でケータイを返される。
…斉藤くん、かわいそうに…。

