ありえない彼氏

「わ、ぁっ……!?」


あまりの勢いの強さに私は翔太と床に倒れ、まるで翔太に押し倒されたかのような形になってしまった。


私は驚きのあまり、少し唖然とする。


いつも抱きつく勢いは強かったものの、ここまで強いとは…。


ちらりと自分の首もとに顔を埋めて動く気配のない翔太を見る。


(いきなりどうしたんだろ…?)


「翔太?どうし……」



翔太の髪を撫でながら発した言葉はそこで途絶えた。


首もとに埋めていた翔太の顔はすでになく、髪を撫でていたはずの手は、いつの間にか両方とも押さえられ。



「…ん……」



熱い唇が重なっていた。