ありえない彼氏

「…由香?……ダメ…?」


私が離れると、まるで捨てられた子犬のように私を見つめる翔太。


(か、可愛い…っ)


でも、それでもやっぱり私の後ずさりは止まらなくて。


なんで翔太ってば改めて許可を得ようとするの…!!



「由香ぁ~…」

「えっと……うぅ…っ」


おかしい、おかしい…!!
今日は私の誕生日のはずなのに、なんで私が不利みたいになってるの…!?


そんなことを思いながらも、もう一歩分後ろへ下がろうとすると、カサッと何かが擦れる音がした。


音の方へ顔を向けると、それは佳織からのプレゼントで。