ありえない彼氏

「…え…由香…?」


突然のキスに驚いた表情をする翔太。

頬はみるみるうちに赤く染まって。



私は小さく笑うと、もう一度、触れるだけのキスをした。


「ありがと、翔太。すっごく嬉しいよっ。だから…もう謝らないで?」

「…由香ぁ…もう…大好きっ!!」



翔太はそう叫ぶと苦しいくらいに私を抱き締める。


私もそれにならい、同じくらいの力で翔太を抱き締めた。



「もう…俺、どうしよう…。由香の誕生日なのに、俺の方が喜んじゃってる…。」


翔太はそう言いながら、甘えるように私に頬擦りをする。


それがなんだか可愛くて、私はより強く翔太を抱き締めた。