ありえない彼氏

言われるがままにベッドに寝かされると、翔太は一階まで下りて行った。

…翔太、部活あるし……お母さん呼びに行ったのかな…。


ズキズキと痛む頭でぼーっとしながら考えていると、冷えピタを持った翔太が再び部屋に戻ってきた。

「…え?」

驚きながら翔太を見つめていると、優しい手つきで冷えピタを貼られる。

そしてベッドの隣に座ると優しく頭を撫でられた。

「…翔太…部活……。」

頭を撫でながら、そこから動く気配のない翔太。

このままだと部活に遅刻しちゃう……。


翔太は優しく微笑むと、そっと私の頬に触れた。

「今日は休むって義明に電話したよ。…ずっと由香のそばにいるから。」

「……でも…」