どんな死に方?俺は目をそむけたくなるのを必死に我慢しながら五枚目の絵をもう一度見た。これは要するに背中に火をつけられて……!
じゃ、じゃあ、六枚目は……磔の格好で凍死……そうか!これは!俺はもう一度一枚目から絵を見直した。一枚目は胴体を捩じられて内臓破裂。二枚目は高い所から突き落とされて。三枚目は胴体を串刺し。四枚目は口から融けた金属を腹に流し込まれて……
「母さん!まさか、今度の連続殺人事件の犠牲者の……」
「そう。全く同じじゃないけど何となく似てるでしょう?特に悟君と隆平君の死に様はあんた、その目で見たのよね」
「この絵って、何なの?」
「それはね、江戸時代に捕まった隠れキリシタンに対して行われた拷問や処刑方法を描いた絵よ。あたしの大学の資料の中にあったからコピーを取って来たの。どう?あくまで状況証拠にしかならないけど、純君のお母さんがあの直前に隆平君の家の近くにいた。そして深見百合子さんは隠れキリシタンの子孫。そして今回の連続殺人事件の被害者の死に方は全て昔の隠れキリシタンが殺されたやり方にそっくり」
「じゃあ、純のお母さんが自殺に追い込まれた息子の復讐のために?」
母ちゃんは無言でうなずいた。
「で、純のお母さんは隠れキリシタンの妖術とかを使える霊能力者だった……」
だが母ちゃんは今度は大きく首を横に振った。
「そこだけは違うわね。隠れキリシタンの妖術なんて話は、江戸時代に取り締まる側の役人がでっち上げた作り話よ。そもそも隠れキリシタンは争いごとを好まない、ひっそりと生きてきた集団よ。まあ、時の権力者から隠れてキリスト教の信仰を二世紀以上もの間こっそりと守り通したわけだから、それなりに秘密めいた儀式ぐらいはあったかもしれないけどね。でもキリスト教の一派である以上、人を呪う妖術だの呪術だのとは最も縁がない人たちだったはずよ。ただ、これで謎が解けたわ」
「謎?」
じゃ、じゃあ、六枚目は……磔の格好で凍死……そうか!これは!俺はもう一度一枚目から絵を見直した。一枚目は胴体を捩じられて内臓破裂。二枚目は高い所から突き落とされて。三枚目は胴体を串刺し。四枚目は口から融けた金属を腹に流し込まれて……
「母さん!まさか、今度の連続殺人事件の犠牲者の……」
「そう。全く同じじゃないけど何となく似てるでしょう?特に悟君と隆平君の死に様はあんた、その目で見たのよね」
「この絵って、何なの?」
「それはね、江戸時代に捕まった隠れキリシタンに対して行われた拷問や処刑方法を描いた絵よ。あたしの大学の資料の中にあったからコピーを取って来たの。どう?あくまで状況証拠にしかならないけど、純君のお母さんがあの直前に隆平君の家の近くにいた。そして深見百合子さんは隠れキリシタンの子孫。そして今回の連続殺人事件の被害者の死に方は全て昔の隠れキリシタンが殺されたやり方にそっくり」
「じゃあ、純のお母さんが自殺に追い込まれた息子の復讐のために?」
母ちゃんは無言でうなずいた。
「で、純のお母さんは隠れキリシタンの妖術とかを使える霊能力者だった……」
だが母ちゃんは今度は大きく首を横に振った。
「そこだけは違うわね。隠れキリシタンの妖術なんて話は、江戸時代に取り締まる側の役人がでっち上げた作り話よ。そもそも隠れキリシタンは争いごとを好まない、ひっそりと生きてきた集団よ。まあ、時の権力者から隠れてキリスト教の信仰を二世紀以上もの間こっそりと守り通したわけだから、それなりに秘密めいた儀式ぐらいはあったかもしれないけどね。でもキリスト教の一派である以上、人を呪う妖術だの呪術だのとは最も縁がない人たちだったはずよ。ただ、これで謎が解けたわ」
「謎?」



