「雄二、あんたも今日は寝なさい。これからの事は明日にしましょ」
そう母ちゃんに言われて自分の部屋へ戻りベッドに入ったが、もちろん眠れるはずもなかった。
まず隆平を助けられなかった事。大口たたいておいてなんてザマだ。所詮俺は美紅に助けてもらわなけりゃ何もできない。それを改めて思い知らされた。
新しい疑問も湧いてきた。あの殺人鬼は深見純の幽霊じゃなかった。それは何となくほっとしたような気分だ。でも、じゃああれは一体何者だ?美紅はあれは人間だと言っていた。けど普通の人間にあんな不思議な力が使えるはずはない。
人間だとしたら美紅のような霊能力者だろう。けど、その霊能力者がなぜ純の仇打ちをしている?純の遺書の名前を書かれた連中がその順番に殺されてきたんだから、純の自殺と関係があるのは間違いない。でも一体どんな関係なんだ、それは?
いつになってもそんな疑問が俺の頭の中を駆け巡り、俺が眠りについたのは多分明け方近くだっただろうと思う。
そう母ちゃんに言われて自分の部屋へ戻りベッドに入ったが、もちろん眠れるはずもなかった。
まず隆平を助けられなかった事。大口たたいておいてなんてザマだ。所詮俺は美紅に助けてもらわなけりゃ何もできない。それを改めて思い知らされた。
新しい疑問も湧いてきた。あの殺人鬼は深見純の幽霊じゃなかった。それは何となくほっとしたような気分だ。でも、じゃああれは一体何者だ?美紅はあれは人間だと言っていた。けど普通の人間にあんな不思議な力が使えるはずはない。
人間だとしたら美紅のような霊能力者だろう。けど、その霊能力者がなぜ純の仇打ちをしている?純の遺書の名前を書かれた連中がその順番に殺されてきたんだから、純の自殺と関係があるのは間違いない。でも一体どんな関係なんだ、それは?
いつになってもそんな疑問が俺の頭の中を駆け巡り、俺が眠りについたのは多分明け方近くだっただろうと思う。



