また美紅がアッと小さく声を上げた。さっきの事があったから俺はあまり驚かず、今度は一体何だ?と思ったら……美紅がそのまま窓から飛び降りた!
「げっ!美紅!」
そう叫んで俺と母ちゃんは窓に飛びつく。美紅はセーラー服のスカートをはためかせながら二階の窓からひらりと地面に着地し、街灯の下に座っている住吉の子分の一人に駆け寄る。そして俺たちを見上げて叫んだ。
「お母さん、ニーニ!来て!早く!」
今度はただ事じゃないのか?俺と母ちゃんは美紅の靴を持って階段を駆け下り家の外へ飛び出した。美紅の所へ走り寄ると、住吉の子分の様子が変なのに俺たちも気づいた。意識がない。と言っても眠っているようなんだが、体を揺さぶっても頬をはたいても全く起きる気配がない。
俺は住吉に知らせようと隆平の家の周りにいる連中の所へ走った。だが、全員が同じように死んだように眠り込んでいる。住吉自身もそうだった。
ふと見ると、住吉の近くにある電柱に紙が貼り付けてありその上に奇妙な模様が墨で書かれていた。俺に呼ばれてそこへ来た母ちゃんが驚いた声を上げた。
「これは梵字じゃないの?まさか……結界?」
ケッカイ?何だ、そりゃ?とにかく隆平の家の周りだけが何か奇妙な空間に捉われているような感じがする。住吉と子分連中全員がその奇妙な力で眠り込まされているようだ。ユタの素質がある母ちゃんと美紅、それに美紅の霊的な力で守られている俺、この三人だけがその影響を受けずに済んでいるらしい。
まさか純の幽霊が既に現れているのか?だとしたら……
「げっ!美紅!」
そう叫んで俺と母ちゃんは窓に飛びつく。美紅はセーラー服のスカートをはためかせながら二階の窓からひらりと地面に着地し、街灯の下に座っている住吉の子分の一人に駆け寄る。そして俺たちを見上げて叫んだ。
「お母さん、ニーニ!来て!早く!」
今度はただ事じゃないのか?俺と母ちゃんは美紅の靴を持って階段を駆け下り家の外へ飛び出した。美紅の所へ走り寄ると、住吉の子分の様子が変なのに俺たちも気づいた。意識がない。と言っても眠っているようなんだが、体を揺さぶっても頬をはたいても全く起きる気配がない。
俺は住吉に知らせようと隆平の家の周りにいる連中の所へ走った。だが、全員が同じように死んだように眠り込んでいる。住吉自身もそうだった。
ふと見ると、住吉の近くにある電柱に紙が貼り付けてありその上に奇妙な模様が墨で書かれていた。俺に呼ばれてそこへ来た母ちゃんが驚いた声を上げた。
「これは梵字じゃないの?まさか……結界?」
ケッカイ?何だ、そりゃ?とにかく隆平の家の周りだけが何か奇妙な空間に捉われているような感じがする。住吉と子分連中全員がその奇妙な力で眠り込まされているようだ。ユタの素質がある母ちゃんと美紅、それに美紅の霊的な力で守られている俺、この三人だけがその影響を受けずに済んでいるらしい。
まさか純の幽霊が既に現れているのか?だとしたら……



