俺は今さらながら自分のしでかした事の重大さに気がついて体がぶるぶると震えた。今さら後悔したって遅いのは分かる。そんな事知らなかったと言えば言える。でも、純の一族にはそんな長い、つらい歴史があったなんて。
いくらガキだったとはいえ、俺の小六の時のクラスメートたちはなんて事をしてしまったんだ。そして俺自身も、積極的に加担しなかったとはいえ、なんてとんでもない事をしでかしちまったんだ。
「おまえたちの様な、こんな南の島でのんびり暮らしてきた連中に、あたしの想いが分かるか?分かってたまるか!」
その瞬間美紅の動きがぴたりと止まった。純のお母さんの話に気圧されたのか?いや、そうだとしても無理はない。なら、もういい、美紅。たとえここで殺されるとしても、それは俺の当然の報いで……
「……なら……も……きた」
美紅は下を向いたまま小さな声でそう言った。なんと言ったのかよく聞こえない。少し離れた俺たちはもちろんすぐそばにいる純のお母さんにも聞き取れなかったようだ。
「小娘……今なんて言った?」
顔を上げた美紅の表情を見て俺はまた体が硬直するほど驚いた。そこにあったのは純のお母さんのそれにも劣らない深い、悲しげな、しかし強烈な怒りだった。普段はもちろん、神がかりの時でさえ、美紅が怒りを顕わにしたのを見た事はなかった。これが美紅の本気で怒った姿なのか?そして美紅もまた血を吐くように叫んだ。
「迫害や差別やいじめならウチナンチューも受けた!何百年にもわたって受け続けてきた!そう言った!」
今までどちらかと言うと防戦に徹していた美紅が今度は自分から純のお母さんに向けて光る棒をふるった。何度も激しく。そして棒を振り回しながら美紅が叫ぶ。
いくらガキだったとはいえ、俺の小六の時のクラスメートたちはなんて事をしてしまったんだ。そして俺自身も、積極的に加担しなかったとはいえ、なんてとんでもない事をしでかしちまったんだ。
「おまえたちの様な、こんな南の島でのんびり暮らしてきた連中に、あたしの想いが分かるか?分かってたまるか!」
その瞬間美紅の動きがぴたりと止まった。純のお母さんの話に気圧されたのか?いや、そうだとしても無理はない。なら、もういい、美紅。たとえここで殺されるとしても、それは俺の当然の報いで……
「……なら……も……きた」
美紅は下を向いたまま小さな声でそう言った。なんと言ったのかよく聞こえない。少し離れた俺たちはもちろんすぐそばにいる純のお母さんにも聞き取れなかったようだ。
「小娘……今なんて言った?」
顔を上げた美紅の表情を見て俺はまた体が硬直するほど驚いた。そこにあったのは純のお母さんのそれにも劣らない深い、悲しげな、しかし強烈な怒りだった。普段はもちろん、神がかりの時でさえ、美紅が怒りを顕わにしたのを見た事はなかった。これが美紅の本気で怒った姿なのか?そして美紅もまた血を吐くように叫んだ。
「迫害や差別やいじめならウチナンチューも受けた!何百年にもわたって受け続けてきた!そう言った!」
今までどちらかと言うと防戦に徹していた美紅が今度は自分から純のお母さんに向けて光る棒をふるった。何度も激しく。そして棒を振り回しながら美紅が叫ぶ。



