里菜は自分に合う服がないのか
何も品物に触れなかった

「ねぇ美沙~この店出よう」
と里菜が突然言ってきた

美沙は自分のほしいものが
手には入ったので
もう店には用はなかった

「うん、じゃあ出よっか」
と美沙は返す

そして2人は静かな足取りで店を出た

しばらく歩いてべつの店を探していると
後ろから
 「あの人お洒落じゃない?」
と声がとんできた

美沙は自分が言われているんだと思い
思わず笑みを浮かべてしまった

しかし美沙の顔から笑みはすぐに消えた
目の前に自分より良い服を着て
完璧なお洒落な女性が何人かに囲まれてる

美沙はそれに腹がたち、思わずさっき買った物が入ってる
袋を地面になげつけた