誠の心~2人の少女~

「それと、由葵のじいちゃんからの
 "新撰組には大変なことが襲いかかってくる"
 っていうのが気になるな・・・。」

「でも、それっていうのは由葵の力が
 前よりも使えなくなるってことなんじゃないですか?
 だって、由葵を動かしていた最大の気持ちが
 なくなったんだから、前より力は弱いはず・・・。
 ってことじゃないんですかね・・・。」


「それだったら、困るな・・・。
 最近、長州浪士だけでなく妖怪も
 出回っているという噂が出回った。
 それを退治してほしいと松平公から
 直々に依頼が来た。」

「それはいつですか?」

「ついさっきだ。」

「!
 ってことは、由葵さんたちはそのことを
 知らないんですか!?」

「ああ・・・。だから、さっき、山崎を送った。」

「そうですか・・・。」

「・・・。土方さん、沖田さん。
 なんだか胸騒ぎがします。
 由葵が危ないって・・・。」

「!!」

「土方さん。僕、行ってきます。」

「しかし、総司!」

「土方さんは実桜さんを守ってあげてください。」

土方の胸ぐらをつかんで
耳元でつぶやいた

「実桜さんすごく怖がってますよ。
 土方さんがそばにいなくってどうするんですか。」

実桜は震えていた。

「では、いってきますね。」

「沖田さん・・・。由葵のこと
 お願いします。」