誠の心~2人の少女~

そのことを土方さんに伝えようとしたけど
沖田さんが帰ってきたらしくて
後回しになった。

由葵・・・。

沖田さんが帰ってくると一目散に
由葵に抱き着いた。


「・・・。お帰りなさい
 沖田さん。検査はどうでした?」

「ただいま!
 検査は大丈夫でしたよ。
 完全に治ってるそうです。
 お医者様も驚いてました。」

「あの・・・。いい加減離れてくれませんか?
 うっとうしいです。」

「え?
 ・・・ごめん。」

「いえ。では、私はこれから巡察があるので失礼します。」


由葵は去って行った。

沖田さんはさみしそうに由葵のほうを見ていた。

しかし、土方さんのほうに向きを変え

「ほら、大丈夫だって言ったじゃないですか!!」

「・・・。
 んなこといったてあの時は大丈夫じゃなかっただろーが!!」

「いえ、あの時少しくらい無茶しても
 ちゃんと治ってました!!」

「はあ!?てめえ、結果的に治ったからって
 調子のんじゃねーーー!!!」

ああ、また始まった・・・。

沖田さん。笑ってるけど
実際、大丈夫じゃないよね・・・。


でも、まずは土方さんに
さっきの手紙のこと話さなくちゃ。