誠の心~2人の少女~

その後、沖田の病状は驚くほど
良くなっていった。

しかし、沖田の病状が良くなっていくにつれ
由葵の沖田に対する「恋する気持ち」が
次第に薄れて行った。

「由葵さん。」

「あ、沖田さん。こんばんわ。 
 どうかなされたんですか?」

「明日から、検査に行ってきます。
 それで、帰ってきたら聞いてほしいことがあるんです。」

「なんですか?」

「ええ~っと・・・。  

 ま、まあ、帰ってきたら聞いてくださいね。」

「はい。わかりました。
 お気を付けていってらっしゃい。」

「ありがとうございます。」


そのあと、沖田は検査をしに
2,3日ほど屯所にいなかった。

そうしていくうちに
由葵は完全に沖田に対する
「恋する気持ち」を
忘れてしまった。

「由葵っ、今日沖田さん帰ってくるね。」

「ん?そうだねえ~」

「・・・なんか、由葵そんなに嬉しくなさそう。」

「そう?嬉しいよ。だって、沖田さんが元気になってくれるんだよ?」

「・・・由葵ってさ、沖田さんのこと
どう思ってる?」

「そんなの決まってるじゃん
 同じ志を持つ仲間だよ。」

「!!(嘘・・・。)
 本当に?」

「うん。」