誠の心~2人の少女~

由葵は部屋に戻り
氷上家秘伝の薬を取り出した。

そして、由葵の霊力を込めた。

私の中のどの気持ちがなくなるかわからない。
でも、あの2人の言ったとうりだよね。
私は沖田さんの笑顔が消えるなんて
許せない。

たとえ、私がいなくても・・・。


由葵は立ち上がり部屋を出て
おかゆをもって
沖田の部屋に向かった。

「沖田さん。失礼します」

「由葵さん。」

「今日は食べ終わった後に
 この薬を飲んでくださいね。」

「しかし、土方さんが・・・。」

「大丈夫です。土方さんには私から
 言っておきます。」

「それに、今日のおかゆ私が作ったんですよ。」

「え、由葵さんがですか!?」

「はい。」

「いただきます。」

「!
 おいしいです。」

「それはよかったです。」

しばらくしてから由葵が口を開いた。

「沖田さん。
 私、沖田さんのことが好きです。」

「え?」

「これは、私の本当の気持ちです。
 ・・・たとえ、どんなことがあっても
 忘れないでください。」

「由葵さん、僕・・・。」

「さあ、沖田さん。薬を飲んでください。」

「え?」

そのあと、由葵は無理やり沖田に薬を飲ませ
そそくさと部屋を出て行った。