お前の中にある一番強大な「気持ち」が
代償になる可能性が高い。

その気持ちは今、由葵を
動かしている最大の気持ちじゃ。

それは「仲間を思いやる気持ち」か
「戦い抜く気持ち」か「恋心」か・・・。

なにかは分からぬ。

これは、憶測に過ぎないからな。

もしかしたら、お前の魂が代償に
なってしまうかもしれない。

だがな、由葵。

お前がやりたいと思うのならば
実行すればよい。

ああ、歴史を変えても未来には影響はない。

だから、心配するな。

お前はお前の「誠」を
貫き通せ。

助けたいのじゃろ?
新撰組を。
沖田総司を。

ならば、歴史を変えろ!

わしはいつまでも見守っておる。
さみしくなったらわしに手紙を書いて
部屋に置いておけ。

さすれば、わしのもとに届くはずじゃ。

・・・良く成長した由葵よ。
お前はわしの自慢の孫じゃ。
元気でな。


愛する愛孫へ
氷上家長兼おじいちゃんより