誠の心~2人の少女~

沖田が手に持っていたのは
湯呑。

「あ、いいんじゃないですか?」

「よろこんでくれますかね~。」

「よろこんでくれますよ!!」

「じゃ、買ってくるので少し
待っててください。」


由葵は外に出て待っていた。

「ゆ~き~さ~ん!
では、甘味処に行きましょうか!」

ああ、やっぱり、行くのか・・・。


その後、沖田さんと一緒に甘味処に行き、
金平糖を買って屯所に戻った。



「由葵さん。これ。」

沖田の手にはあの水色の結紐と
簪。

「え?」

「由葵さんにです。似合うと思って。
 由葵さん。後ろを向いて。」

素直に後ろを向いた。

ふぁさっ。

沖田は結紐をほどき
今度は、買ってきたばかりの
結紐を付け替えてくれた。

きゅっ。

「できた。似合いますよ。」