誠の心~2人の少女~

「あっ、そうだ。これ。お土産。」

「えっ。ごめんね。わざわざありがと。」

「いいよ、気にしないで。
 土方さんのお金だから。ボソッ」

最後のほうはぼそっといった。
だが。



「あ"ぁ"?今なんつった?」

「まあまあ、落ち着いてください。
 選んだのは私ですが、いつも土方さんの小姓として
 頑張ってくれているじゃないですか。それに・・・。」

「あんなにもこき使っておいて
 これくらいのことも許してくれないなんて
 どんだけ心が狭いんですかってかんじですよ。」

ね?というと、

「うっ。」

と言葉を詰まらせた土方。

「い、いいよ。気にしないで、由葵。
 土方さんは本当によくしてくれてるし・・・。」

「あ、あと、お団子ももらってきたから
 後で食べて。」



由葵はお団子を置いてから
さっさと部屋を出た。