誠の心~2人の少女~

その様子を見ていた沖田さんが
むうとした表情になったのに
由葵は気づかなかった。


甘味処をでて2人は急いで屯所に
戻った。

「もう、沖田さんゆっくりしすぎです!
 夜に巡回あるっていうのに!!」

「いやあ~、ついついあじわって食べたくなっちゃって☆」


「それじゃあ、沖田さん。巡察頑張ってください。」

沖田さんを見送った後
土方さんの部屋に来ていた。

スッ-------

「失礼します。実桜はいますか?」

「ああ、氷上か。今帰ったのか?」

「はい。沖田さんがゆっくり甘味を食べたいっていうもので・・・
 遅くなってしまいました。」

「はあ。・・・迷惑かけたな。
 あの甘味野郎のせいで。」

「いえ。気にしないでください。」

その後しばらくの沈黙。
先に沈黙を破ったのは
由葵のほうだった。

「あの、土方さん。」
「なんだ?」

「・・・。実桜のことなんですが・・・。」

スッ---------

「あれ?由葵帰ってたんだ?」

「「・・・」」

「え?もしかして、私お邪魔だった?」

「いや、違うよ。いきなりだったからつい・・・。」